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1型コンデジG9Xを購入しました 〜カメラ選び、カメラの「小ささ」のメリットには段階がある〜

 

最近、キヤノンの1型コンデジ『G9X』というカメラをサブカメラとして購入しました。

G9Xを買う前はオリンパスの『E-M5』というカメラを使っていました。

元々E-M5はメインカメラだったのですが、中古品セールでソニーの『a6000』を見つけて買って以来そちらがメインになり、E-M5はパンケーキズームレンズを付けて、「小さいカメラ」としてカバンの中に普段から入れて持ち歩いていました。

しかし、自分のカメラの使い方を見ていると、「小さいカメラ」としてはE-M5は大き過ぎるんじゃないか、と思い始めて、コンデジのG9XミラーレスのE-M5を置き換えることにしました。

サブカメラの定義は人それぞれだと思いますが、僕の場合は、いつでも持ち運べるカメラです。スペックは妥協の上で、とにかくカメラを常に持っていたいという要求を満たす物です。

なので、僕にとってサブカメラの最大の問題は「どうやって持ち運ぶか」ということでした。

 

 

E-M5は、カバンを持っている場合には、(一眼レフなんかに比べれば)かなり省スペースで持ち運ぶことができます。僕はリュックのサイドについているペットボトルをさすポケットにE-M5を入れていました。

 

しかし問題は「手ぶらの時はどうするのか」という点でした。

 

E-M5がいくら小さいと言っても、服のポケットに入るほど小さくはないわけです。重さもけっこうあります。

服のポケットには入らないし、ポーチなんかを腰に付けるにしても、けっこうなサイズ・重さになります。首に掛けたり、ボディバックに入れて持ったこともあったのですが、手ぶらで出たいのに首や肩に何かを掛けるのは、僕には面倒、というか本末転倒に感じられました。それだったらメインカメラを持ったっていいわけです。

 

 


Canon G9X)

 

僕がサブカメラを持つのは「撮るものはないだろうけれど、一応カメラ持っておこう」という場合です。撮るものがあるなら荷物になってもメインカメラを持っていきます。

なので、サブカメラというのは、家を出るタイミングでは完全に無用の邪魔者です。だから、あまり持ちたくありません。しかし、出先で良い光景に出会ったりすると「あぁ! カメラ持ってくれば良かった・・・」となるわけです。

それを防ぐためのサブカメラです。

 

 

 それで、そういう葛藤があったので、もういっそコンデジにしてしまおうと思って、G9XとE-M5を置き換えました。今のところ正解だったと思います。

G9Xはジーンズのポケットには正直キツイです。出し入れはできますが、できればゆとりのある上着のポケットに入れたい感じす。冬の間は上着を着るので問題ありません。夏になったらまた考えようと思います。腰回りに余裕のあるものであればポケットに入るような気がします。そういうサイズ感です。

 

「手ぶらで持ち運べる」というのにプラスして、「カメラを取り出す敷居が下がった」のもコンデジをサブカメラとして良かった点です。

E-M5にはパンケーキズームと自動開閉キャップを付けてカバンのサイドポケットに入れていました。前に書いた通り、カバンを持っている時であれば持ち運び自体は問題ありません。

しかし、「撮ろう」と思ってカメラを撮影できる状態に持ってくるまではけっこう面倒です。

 

 


(Canon G9X)

 

まず取り出そうとした時に、レンズやカメラのデッパリ(E-M5だとファインダーの部分)がポケットの口に引っかかります。これはカメラが落ちてしまわないくらいのポケットの大きさだと不可避の問題だと思います。引っかからないポケットは逆にカメラ落下のリスクがある気がします。

それで、取り出す。電源を入れる。僕の場合は手動の沈胴式パンケーキだったので、レンズを繰り出す。自動開閉キャップでなければキャップも取り外さなければいけません。

(そのあたり、オリンパスの電動パンケーキズームと自動開閉キャップは手軽さに物凄く寄与していると思います。)

 

こう書いていると、全然大したことではないように感じます。もし目の前の光景が「間違いなく良い写真になる」というようなものだったら、実際大した面倒ではないでしょう。

しかし、「あぁ、いいかもな〜」くらいの気持ちの時にはこの作業はなかなか面倒です。人と食事をしている時とか、自転車に乗っている時とかもカメラを取り出すのは面倒に感じます。

それで、ほとんどの場合は「まあ、いいや」と思って撮らずにスルーします。僕の場合は、そういう何気ない光景を撮りたいという気持ちで常にカメラを持っていたいと思っているので、何のためにサブカメラを持っているのかよく分からない状態になっていました。

 

コンデジだと、ポケットに手を突っ込んでカメラを取り出す。小さいしデッパリもほぼないので簡単に出せます。そして電源ボタンを押せば撮れる状態です。

「とりあえず撮っとこう」ができるカメラです。

あと、これは個人的な意識の問題ですが、コンデジだとあまり周囲の目線が気にならないっていうのもあります。iPhoneで撮っているくらいの気軽さで撮れるのがコンデジのいいところです。画質はiPhoneより良いですし。

 

 


(Canon G9X)

 

タイトルの「段階」というのでまとめていくと。

僕にとってカメラの小ささはコンデジくらい小さい」か「それより大きい」の二択だったのではないだろうか、ということです。

(この段階の境目は、その人のカメラの使い方によって前後すると思いますので、あくまで僕の話です。)

 

僕は、撮影に出掛けるならカメラは大きくてもかまいません(ミラーレスでも、一眼レフでも大丈夫)。一方で、普段持ちするならコンデジぐらい小さくないと困る、という人なんです。

なので、「一眼レフに比べればミラーレスカメラはだいぶ小さいよね」というメリットは僕にはほぼノーメリットなわけです。一眼レフより一回り小さいか、二回り小さいかは関係がありません。ポケットに入るほど小さくないと大したメリットではないわけです。

つまりスペックとメリットはリニアに連動しているわけではなくて、ある程度まではあまり意味がなくて、ある点を境に大きなメリットになる、という、まあ至極普通のことなのですが、それを実感している、というお話です。

 

実用面で言い換えていけばカメラのサイズはざっくり、

カメラバッグが必要>普段使いのカバンの中に入れられる>カバンの前ポケット・サイドポケットなどに入れられる>上着のポケットに入る>ジーンズのポケットに入る

のような段階になっていると思います。(この段階分けは僕の感覚ですが)

それで、自分のカメラの使い方と照らし合わせた時に、「どの段階が必要か」っていうのを考えないと、カメラサイズの1センチメートルにどれだけの意味があるのかっていうのは分からないはずです。

漠然と「だいぶ小さい」と思っても、それが「意味のある小ささ」なのかどうかは、使い方によりけりです。

 

スペックとかじゃなくて、「どうやってカメラを持ち運ぶつもりか」っていう基準でカメラを選ぶのも、ひとつのやり方なのかもしれないですね。

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